
「ニキビができた時に、ノンコメドジェニックの化粧品がおすすめ」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ノンコメドジェニックとは、ざっくり言うと「ニキビができにくい成分で作られていること」を指します。
しかし、ノンコメドジェニック化粧品の効果や特徴を知らずに、使っている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、ノンコメドジェニック化粧品を愛用している筆者が、「ノンコメドジェニックとは何であるのか?」、「使うことのメリットや選び方は?」などの疑問を解説していきます。
目次
1ノンコメドジェニックとは?
・ノンコメドジェニック化粧品とは
・「ノンコメドジェニックテスト済み」と似た表記について
2ノンコメドジェニック化粧品の選び方
・低刺激のものを選ぼう
・ニキビ予防に効果的な有効成分をチェックしよう
3まとめ
1ノンコメドジェニックとは?
ノンコメドジェニックとは、ニキビのはじまりである「コメド」が発生しにくいことを指します。
ニキビと聞くと、「赤いポツポツとしたもの」をイメージする方が多いのではないでしょうか。

「コメド」とは、ニキビの初期段階であり、毛穴に皮脂が詰まって膨らんだ状態のものです。
赤く炎症する前の段階が「コメド」であり、「コメド」が炎症を起こし「赤ニキビ」に悪化するのです。
「赤ニキビ」が化膿すると「黄ニキビ」になり、ケアをしないとニキビ跡になってしまう可能性があります。

ニキビの進行をおさえるためにも、「コメド」を発生させないことが大切になります。
そのため、ニキビができやすい方は、ニキビのできにくい肌環境を整える効果が期待できる「ノンコメドジェニック化粧品」の使用をおすすめします。
ノンコメドジェニック化粧品とは?

ノンコメドジェニック化粧品とは、ニキビのはじまりである「コメド」が発生しにくい化粧品です。
化粧品の使用は、コメドを誘発させる可能性があると言われていますが、化粧品の成分すべてがそうだとは限りません。
毛穴を詰まりやすくする成分や、油分の多い化粧品を使用すると、コメドが発生しやすくなりますが、ある試験によって「コメド」が発生しにくいと証明することができます。
それが、「ノンコメドジェニックテスト」です。
ノンコメドジェニックテストは、ヒトの背中に原料や製品を複数回に貼付し、ニキビの元であるコメドができているかを確認する検査です。
この試験をクリアした製品が「ノンコメドジェニックテスト済み」と表記ができるようになります。
「ノンコメドジェニックテスト済み」と似た表記について

ノンコメドジェニック化粧品を選ぶ際に、注意していただきたいことがあります。
製品の中には、紛らわしい表現で表記されているものあります。
・ノンコメドジェニック処方
・ニキビのもとになりにくい処方
・薬用ニキビケア
これらの表記は、ノンコメドジェニックテストを実施していなくても表記できます。
しかし、ニキビができにくい成分や油分が抑えられて設計されている傾向だといえるでしょう。
例えば、「薬用ニキビケア」の製品には、ニキビに効果のある有効成分が含まれています。
ニキビに効果がある成分といっても、「炎症を抑えるもの」、「殺菌作用のあるもの」など効果はそれぞれですので、個人にあったものを見つけていくことが大切です。

個人的な意見ですが、実際にコメドができないか検査されている「ノンコメドジェニックテスト済み」の商品がおすすめです(すべての方にできないとは限りませんが)。
2ノンコメドジェニック化粧品の選び方は?
「ノンコメドジェニックテスト済み」の化粧品が欲しい場合は、表記を確認することが大切です。
しかし「ノンコメドジェニックテスト済み」の中でも、数多くの種類がありますよね。
「ノンコメドジェニック化粧品を選ぶとして、結局のところ何を選べばいいの?」という方に、ここでは選び方のポイントをまとめていきます。

低刺激の化粧品を選ぼう
ニキビができた肌は、デリケートな状態のため、なるべく刺激が少ない低刺激処方の化粧品を選びましょう。
「〇〇フリー」、「テスト済み」と表記されている化粧品は低刺激性である可能性が高いです。
ざっくりまとめてみました。
アレルギーテスト済み | 発疹などのアレルギー性が起こらないか、テストされた化粧品 |
スティンギングテスト済み | ピリピリ・ヒリヒリとした刺激がでないか、テストされた化粧品 |
パッチテスト済み | かぶれないか、皮膚にパッチを張りテストされた化粧品 |
アルコールフリー | アルコールフリー (アルコールは揮発性があり、肌の水分を奪ってしまう) |
オイルフリー | オイルフリー (毛穴詰まりの原因になる可能性がある) |
なるべく、これらの表記がある商品を選ぶようにしましょう。
ニキビ予防に効果的な成分をチェックしよう
ニキビ予防に効果的な成分は数多くありますが、おすすめの成分をいくつかあげてみました。
グリチルリチン酸ジカリウム | 炎症を抑える |
ビタミンC(L-アスコルビン酸) | 皮脂の分泌を抑える、ニキビ跡の改善 |
セラミド | 肌の水分を保持するはたらき |
レチノール | ニキビ跡の改善 |
例えば、炎症をおこしているニキビには、「グリチルリチン酸ジカリウム」、肌の乾燥が気になる方は「セラミド」が配合されている化粧品をなどを選んでいきましょう。
3まとめ

ニキビを予防するには、「ノンコメドジェニックテスト済み」の化粧品を選び、ニキビができにくい肌環境を整えることが大切です。
しかし、ニキビは「ノンコメドジェニックテスト済み」の化粧品だけで予防できるものではありません。
ニキビを予防するポイントは、日常生活の中にもたくさんあるため、できることからやっていきましょう。
「ニキビを治すために意識すること」をまとめた記事のリンクを貼っておきますので、気になる方はこちらも見てください🐶

コメント